2013年2月25日月曜日

「2016年リオジャネイロ五輪」準備状況の影響は?

前回のブログでIOC副会長ナワル・エル・ムータワキル氏の訪問について言及したが、
実は、約束の講義時間は「1時間」と事前に決まっていた。

なぜなら、彼女は、2016年リオジャネイロ五輪のIOC調整委員会の委員長として、その後、すぐにリオジャネイロへ行かなくてはいけなかったからだ。

2月20日(水)にIOC調整委員会は、3日間に及ぶ視察を終え、記者会見で彼女達の受けた印象を以下のように伝えた。



「期限に間に合うよう緊張感を持って努力を続けなければならない」と準備の遅れに懸念を示した。大会まで約3年半となったが、五輪公園や関連施設の建設など膨大な作業が残っており、競技会場は事前のテスト大会までに完成させなければならない。同委員長は「多くのプロジェクトを同時進行で進める必要がある」と指摘した。(共同通信より)




実は、前々から「IOCはリオジャネイロの準備状況に頭を悩ませている」と聞いていたが、
やはり、物事は改善されていないようだ。

なぜ、このような問題を取り上げるかと言うと、
この問題は少なからず2020年五輪招致レースに「影響」を与える可能性があるからである。

つまり、IOCの観点から言うと、常に3~4の組織委員会を持っている上で、頭を悩ませる可能性がある組織委員会が増えると、やはり、仕事上困るのである。

その可能性があると言われているのが「イスタンブール」である。

確かに、ローザンヌでも「イスタンブール」は素晴らしい都市で、経済も上向きで、文化も非常に魅力的だという良い評価を得ている。

一方で、必ず問題として挙げられるのが、「交通状態の悪さ」、「施設の不十分さ」、そして、「国際スポーツイベント開催の経験不足」である。

仮に2020年五輪招致を「イスタンブール」に決めるのであれば、IOCは同時にリオジャネイロのような難題を抱え込むことになり、少なからず避けたい要素の1つであるのは間違いないと思う。

そうしたタイミングで、来週の3月4日(月)~7日(木)の間で、IOC評価委員会が、東京視察に訪れる予定となっている。この調査報告書は、IOC委員の大事な判断材料となり、非常に重要な視察である。
※もちろん、調査報告書はIOC委員全員に配られる。

「2016年リオジェネイロ五輪の準備状況報告」のすぐ後というリアルタイムなアドバンテージを生かし、東京側からは「施設の充実さ」、「交通状態の良さ」、そして、「国際スポーツイベント開催経験の豊富さ」をしっかり示し欲しいと思う。

来週のIOC評価委員会による東京視察にも是非注目したい。